煮物もできる!深型フライパンのメリットと選び方
フライパンを使うのは、食材を焼いたり炒めたりするときだけと思っていませんか?煮る、揚げる、蒸すなど、調理方法に合わせて調理器具を使い分けているけれど、収納スペースがたくさん必要なので不便を感じているという方も多いでしょう。
深型フライパンは、多彩な調理方法に対応できる便利な調理器具です。素材やサイズ、深さもいろいろなタイプが登場しているため、用途や使い勝手の良さを重視して選びたいところです。ここでは、深型フライパンの特徴やメリット・デメリットに加えて、選び方のポイントもご紹介します。
深型フライパンの特徴
深型フライパンは、その名のとおり、通常のフライパンよりも深さがある形状が特徴的なフライパンです。フライパンの主な調理方法である焼く・炒めるに加えて、深さを活かして煮る・茹でる・揚げるなどの調理にも対応しています。深さがある分、食材のこぼれや油はねによる汚れなどを防げるのも、深型フライパンならではのメリットです。一人暮らしの場合、深型フライパンひとつあれば、毎日の自炊を十分にカバーすることもできるでしょう。
<メリット>
・深さがあるため、油はねや食材の飛び散りを通常のフライパンよりも防げる
・食材がこぼれにくい
・量が多い食材の調理も可能
<デメリット>
・通常のフライパンよりも重い
・広めの収納スペースが必要
・フライ返しを使った調理がしにくい
深型フライパンを選ぶ際のポイント
深型フライパン選びで着目したいポイントについて、深さ・サイズ・重さ・収納の4つに分けて見ていきましょう。
(1)深さ
深型フライパンにも、浅めのタイプと深めのタイプがあります。用途に合わせて使いやすい物を選ぶことがポイントです。なお、深型フライパンの平均的な深さは8cmほどです。炒める調理法がメインの場合は、浅めのフライパンのほうが振りやすいため、7cm程度の深さがちょうどいいでしょう。
煮込み料理や揚げ物にも使いたいのであれば、8cm以上の深さがあるタイプがおすすめです。深めのタイプなら、油はねを防ぐことができます。
(2)サイズ
普段、どれくらいのボリュームの料理を作るのかによって、選ぶべきサイズは変わってきます。3〜4人分のボリュームであれば、直径20cm程度の深型フライパンがいいでしょう。それ以上の量の料理を作る場合は、直径26〜30cmなど、大きめのサイズがおすすめです。料理に使う水分や油の量も考慮して選びましょう。
(3)重さ
深型フライパンは、一般的な浅いフライパンよりも重さがあります。取り扱いやすさも重要ですから、購入時には重量にも注目しましょう。まず、炒め物をメインに使いたい場合は、振りやすい重さが便利なので、片手でも扱いやすい600〜700g程度のものがおすすめです。料理をフライパンに入れたままテーブルに運びたい場合も、軽い物を選ぶと安全です。
なお、フライパンは1kg程度になると、特に女性は重いと感じやすく、扱いにくくなってきます。片手で持ち上げて振るような調理法をあまりしない方や、煮込み料理・揚げ物中心で使うという方は、ある程度の重さがあっても問題ないでしょう。
重さの感じ方には個人差があるため、普段使っているフライパンの重さを量って、比べてみるのもおすすめです。
(4)収納
深型フライパンは通常のフライパンより高さがあるため、収納スペースの確保も大切です。スマートに収納したい場合は、持ち手を取り外せるタイプがいいでしょう。浅めのフライパンや鍋とセットになっている商品には、同じ持ち手を別のフライパンや鍋につけ替え、重ねて収納できる物もあるため、複数の調理器具を一度にそろえたい場合におすすめです。
また、フライパンを壁に吊るして収納する方法も、キッチン空間の有効活用につながります。その場合、持ち手部分に穴が開いている物を選んでください。キッチンの収納スペースを確認し、あらかじめ収納方法を決めておくことで、フライパン選びの失敗を避けられるでしょう。
蓋がセットになっているタイプも便利!
深型フライパンをさまざまな調理工程で使いたい方には、フライパン単体ではなく、蓋とセットになっているタイプがおすすめです。煮込み料理や蒸し料理では、蓋が必須となるためです。蓋は別売の物でも構いませんが、セット品であればフライパンにぴったりと被せることができ、隙間から熱が逃げることを防ぎます。調理時間の短縮や、ガス代の節約にも役立つでしょう。
フライパンの蓋にも、調理中の様子が見やすいガラスタイプや、フライ返しなどの調理器具を置けるタイプ、自立するタイプなど、さまざまな機能を備えた物が登場しています。機能に注目して選ぶのもいいでしょう。
フレーバーストーンの深型フライパン「ディープパン」
フレーバーストーンの「ディープパン」(写真右)は、焼く・炒める・煮るが1つでできる、深さ約7cmの深型フライパンです。ディープパンひとつで、幅広いメニューに活用できます。
フレーバーストーンのフライパンは、独自のコーティングを施すことで、油なし調理でも焦げつきにくくなっています。汚れが簡単に落ちるため、カレーやシチューなどの焦げつきやすい料理の後片づけもスムーズです。
また、熱伝導性の良さも大きな魅力。全体にほぼ均等に熱が伝わるため、煮込み料理にぴったりのフライパンです。火加減も、中火から弱火で十分火を通すことができるため、長時間加熱する場合も、ガス代・電気代を節約することができます。